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ドゥカート金貨の話

 最近では、気が向いたときに更新してます。
 今回の記事は、ゲームでも馴染みの深い貨幣である
 ドゥカートについて述べたいと思います。



 ヴェネツィアの金貨はドゥカートと呼ばれていました。
 しかし、後の時代になると「ゼッキーノ」と呼ばれるように
 なります。

 まず、ヴェネツィアが独自の金貨を鋳造する様になるのは
 1284年の事でした。その金貨は、フィレンツェで発行されている
 「フィオリーノ」金貨と全く同じ大きさと重さで作る事になります。
フィオリーノ金貨 1300年代
 コレがフィレンツェの「フィオリーノ」金貨です。
 ゼッキーノ金貨 1,400年頃 元首ミケーレ・ステノ その1
 こちらはドゥカート金貨です。「フィオリーノ」の方は紋章が描か
 れていますが、「ドゥカート」は聖人が描かれています。
 そして、表の面は・・・
ゼッキーノ金貨 1400年頃 元首ミケーレ・ステノ その2
 鋳造された時の元首が描かれていて、それで大体の発行年月
 を判断できます。
 尚、この金貨に描かれているのは、元首ミケーレ・ステノで
 発行されたのは1400年代前半だと推測できます。

 「ドゥカート」金貨は、直径約2cmで重さは約3.5gで純度99.7%
 の純金で出来ています。

 この純度の高い金貨を共和国が滅びるまで500年も発行し続け
 て居ました。当時の他の国では、金に混ぜ物をして粗悪な貨幣
 を鋳造したりする中(フィオリーノも後の時代には純度が減る)
 ヴェネツィア共和国だけは常に純金の金貨を一定量を生産し続け
 れた理由は何故でしょうか?

 それは、ヴェネツィア人だけが常に異教徒とも平然と交易
 していたからです。まだ、新大陸から大量の貴金属を輸入
 できる様になる前、ヨーロッパでは既に金は掘りつくされて
 枯渇していました。(銀は掘れます)その為、貨幣を作る金は
 イスラム圏から輸入せざる負えなくなっています。
 しかし、中世真っ只中では異教徒と交易するなんて、破
 門されても文句が言えないような事でした。それに、海の
 上には海賊がワンサカ居ます。

 しかし、ヴェネツィア人は十字軍や破門など何処吹く風で、
 平然とエジプトやトルコなどと交易をして、海賊被害が出
 たら、異教徒だろうがキリスト者だろうが容赦無く海軍を
 派遣して、場合に依れば敵の本拠地ごと叩き潰して(実話)
 交易の安全を確保します。
 
 そして、ヴェネツィアから持ってきた織物やガラス細工や
 ドイツから陸路で輸入された武具、細工物、陶器をエジ
 プトで、香辛料や小麦(ヴェネツィアは食料自給が出来
 ない為に輸入に頼っていた)織物の原料や貴金属と
 交換して、ヴェネツィアに持ち帰り金貨を鋳造した。

 その上、交易に一番大事なのは信用です。他国の粗悪な金貨
 では相手の信用は出来ませんが、常に純金の金貨を生産して
 いるヴェネツィアは現代のドル以上の信用を受けていました。

 1455年には、「ドゥカート」金貨一枚が、小銀貨124枚に相当すると
 法的に決定された。そして新たに発行されるドゥカート銀貨と合わ
 せて、ドゥカート金貨は勘定通貨となる。これ以降、ドゥカート銀貨
 と区別する為に金貨は「ゼッキーノ」と呼ばれるようになる。
 (これは、鋳造所を意味する「ゼッカ」に由来する。)

 「ドゥカート貨幣」の規格化が進められる前は銀貨に
 は様々な種類があったが、元々は大銀貨(グロッソ)
 と小銀貨(ピッコロ)の2系統があった。

 1200年代に鋳造された大銀貨は高額の商取引
 に使われ、小銀貨は小額の商取引用に流通し
 ていた。当初、大銀貨は小銀貨26枚に相当した。

 そして、帳簿上の単位である「1リラ大銀貨(リラ・ディ・グロッシ)」
 は大銀貨240枚分に、「1リラ小銀貨(リラ・ディ・ピッコリ)」は小銀貨
 240枚に相当した。さらに、「1ソルド銀貨(ソルド・ディ・ピッコリ)」は
 「1リラ小銀貨」12枚分に換算された。だが、勘定通貨だったこの
 「リラ銀貨」は後に実際に発行される事になる。
 
 ドゥカート金貨がどれ位の価値があるか実際に例を上げます

  一家が一年生活して行くのには家賃を除き、15~25ドゥカート
 有れば十分生活できる位でした。(単純に1ドゥカート10数万位
 かな?)
 
 (年収)
 造船所の見習い  16~20ドゥカート
 ガレー船の漕ぎ手    20ドゥカート
 職人            50ドゥカート
 造船技師長       100ドゥカート
 商船の船長       100ドゥカート
 中の下           50ドゥカート
 中の上          100ドゥカート
 上流階級        1000ドゥカート以上
 大富豪         10000ドゥカート以上
 船の年間維持費    5000ドゥカート
 ザダールの維持費   8000ドゥカート
 1回の会戦の費用  200000ドゥカート
 ヴェネツィアの年収 約3百万ドゥカート
 貴族の年収         0ドゥカート
 
 と、まぁこんな感じです。貴族は義務なので
 収入はありませんが、同じ一族の者が養う事で
 しょうし、自分の荘園の年収で生活できます。
 
 ガレー船の漕ぎ手についても個人の交易品
 を持ち運ぶ権利が有ったので、実際の収入は
 相当な物で人気職で有ったのはうなずけます。


 長くなりましたがこんな感じで〆たいと思います。
 次回の記事ですが、ガンブレー同盟戦争について
 また、小説のような形で書こうか、もしくはヴェネツィア
 の交易について書こうか考えています。

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