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16世紀の戦い (ラヴェンナの戦いその3)

教皇軍の来援を知ったフランス軍総大将のガストン・ド・フォア

は軍使に挑戦状を持たせて、スペイン軍の総司令官レイモンド

・カルドナに送りつけてきたんだ。まぁ、フランス流の騎士の礼

儀って奴だ。カルドナはこの挑戦状を受けて、両軍の激突は

翌日の4月11日の朝と決まった。


その夜、教皇軍はフランス軍の前面に進出し、塹壕を掘った。

副司令官のペドロ・ナヴァロの献策で、彼は昔にかのボルジア

に仕えた武将であり、歩兵戦術に優れた技術官なんだ。


その戦術とは、兵力と大砲の数で劣る我々は、白兵戦の開始

まで歩兵を保護する塹壕を2線掘り進め、さらに前方に多数の

障害物を置き、フランス軍兵を障害物で動きを止め、鉄砲で撃

ち減らし障害物と塹壕を越えたところで、重装騎兵で踏みにじる

止めは密集槍兵による敵の殲滅であった。

つまりは、迎撃を主眼に置いて、敵の消耗を待って反撃する。

という戦術だ。


フランス軍も、翌朝の戦いに向けて動き出す。挑戦状を送り、

開戦時間決めたから、奇襲される心配は無いからな。

ラヴェンナ城の包囲には2000の兵を配置し、2万3000の兵

で進軍してきた。


コッチの軍は1万6000に大砲30門なのに対して、敵さんは

2万3000に砲56門の上、フェラーラ公アルフォンソ・デステも

参戦している。奴は、ルクレツィア・ボルジアの夫でもあるが、

傭兵隊長としてもかなり有能で、大砲の研究に熱心であり、

今回の戦いのフランス軍の大砲もかなりの数が、フェラーラ

公の物なんだ。


それと、奴はヴェネツィアとは常に敵対勢力についている・・・

カンブレー同盟戦争、ラヴェンナ、そして今回のカール5世の

遠征軍だ。



ラヴェンナの戦い

1512年4月10日

俺達は、親父に言われてギリシャ人傭兵150人程と共に

スペイン軍の歩兵部隊と合流する為に塹壕に向かっていた。

俺達が合流する事になっていた部隊は、塹壕近くに配置

された部隊だった。

「お前たち! アーカントス 話聞いてる! コッチ来る!」

一人の隊長格と思われる男が手招きをして呼んでいた。

「俺、フェルナンド!イタリア語 少し分かる お前達ココ!

ココ戦う!」

周りを見回すと、既に塹壕は掘られており宿営地を作って

いた。

「お前達 俺の指揮下入る 俺の部隊300人 半分銃 半分槍」

身振り手振りも交えた会話の内容をまとめると

この部隊の役割は、塹壕に立て篭もり、突撃してくるフランス軍に

銃撃を浴びせ、障害物を越えてきたら騎兵が突撃するまでの足止

めをする事であった。



 1512年 4月11日 早朝 両軍は対峙した


ラヴェンナの戦い 布陣図


防御重視のスペイン軍に対し、フランス軍は攻撃的な陣形を取る

中央部に1万8000の歩兵を配置し、右翼には重装騎士が布陣

左翼には軽装騎兵3000を配置し、更に後方の橋には予備の重

装騎兵を控えさせた。これは教皇軍の中央を突破する事を

狙った陣形である。


戦闘開始の時間が来た。


まずは、前面に展開したフランス軍砲兵隊が集中砲撃を開始。

続けざまに砲声が響き、辺りは黒煙で包まれる。鉄の弾が飛来

して、俺の周りに居た兵も吹き飛ばされた。さらにバウンドした

弾が、俺の鼻先をかすめて飛来した。

「馬鹿! 頭低く 塹壕篭る!」

フェルナンドの怒号が聞こえてとっさに、塹壕に頭を突っ伏した。

鉄の弾に混じって石弾も撃ち込まれた。石弾は鉄弾に比べ、

飛距離と命中率が劣るが、近距離の砲撃戦には関係無かった。

石弾は着弾と同時に砕け散り、破片を広範囲にばら撒く、この時

俺の背中に破片が2つ突き刺さったが、戦闘の恐怖で気が付か

なかった。


教皇軍の砲列も火を吹く。両軍の打ち放たれる砲弾が飛び交い

土煙が上がる。石弾が破裂して破片をばら撒き両軍の兵士を

なぎ倒す。鉄弾は兵士を千切りながらも跳躍をやめない。

あちこちで砲弾の吐き出される音や炸裂する音、イタリア語、

スペイン語、フランス語、ドイツ語等の様々な悲鳴や叫び声が

交錯し、砲弾の軌道に真っ赤な霧が舞う。狂乱した兵が塹壕

から飛び出した瞬間に鉄弾が直撃して、胸から上が消失した。


今までの戦いでも突撃前に砲撃戦が展開されることはあった。

しかし、ラヴェンナの戦いでは砲撃戦が一時間以上に及んだ。

それでも、スペイン軍歩兵隊は塹壕で守られていた。直撃され

ない限りは、致命傷を負う事は少なかった。

だが、騎兵はそうはいかなかった。鋼鉄の鎧は剣や槍は防いでも

砲弾には無意味だった。むしろ、高い馬の上に居るだけ、「イイ的」

にされた。その上、馬から降りて身を隠すのにも、総重量2~30㌔

の鎧では簡単には降りることも出来ず、序盤の砲撃戦で大損害を

負った。


さらに、ガストンは砲2門を砲撃戦の最中に移動させた。その場所は

教皇軍の重装騎兵の側面を砲撃できる地点だった。


フランス軍砲兵指揮官のアルフォンソが教皇軍の重装騎兵を狙って

前面と側面から集中砲火を浴びせた。飛来する砲弾と砲声が、騎士

達を恐怖のどん底になる。馬も狂乱してしまい、手綱に従うどころか

騎士を振り落とし、暴れて味方を踏みつける馬が続出するに至り、

位の高い騎士達の焦燥は極に達した。

しかし、攻撃命令は出されない!このままでは重装騎兵は戦う前に

壊滅である!





次回へ続く



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